サロンが買うべき業務用ハイフの種類とは? 選び方のポイントを解説!
業務用ハイフ
顔のたるみに効果があると言われている、HIFU(ハイフ)という治療方法。ハイフ治療に使う業務用ハイフ機器には、いくつかの種類があります。
今回は、ハイフ機器の種類の違いや、選び方について解説していきます。
ハイフ(HIFU)にはどんな種類がある? サロン向けのハイフとは?
まずは、ハイフとはどういうものなのかについて見ていきましょう。
ハイフとは、超音波をピンポイントに照射することで熱エネルギーを発生させ、体内のコラーゲンに作用させてたるみを改善する施術方法のことです。狙った部位にだけ作用させることができるため、その他の組織へ影響を与えない、といったメリットが挙げられます。
熱エネルギーによりコラーゲンが縮み、縮んだコラーゲンを修復するためにコラーゲンが増殖するため、施術直後から1か月程度かけて効果が期待できます。
ハイフには医療用と非医療用がある
ハイフの機器は大きく分けると、医療用と非医療用があります。医療用のハイフの使用は医療行為にあたるため、医療資格所持者しか行うことができず、エステやサロンなどには導入することができません。
医療用と非医療用の違いとは?
医療用ハイフと非医療用ハイフの一番の違いは、機器の出力の強さです。一般的に、医療用ハイフのほうが出力が強く効果も高いですが、機器本体や施術価格が高くなる傾向にあります。
エステやサロンにも導入することができる非医療用ハイフは、医療用ハイフと比較すると出力が弱いです。しかし、機器の価格は医療用ハイフよりも安いため、施術価格も安価に抑えることができます。
また、近年では非医療用ハイフでも高い効果が期待できるようになってきているため、施術効果が実感しやすくなっています。
サロンにおすすめしたいハイフの種類とは?
サロンへ導入することのできる非医療用ハイフは、大きくわけると3種類あり、それぞれ特徴が異なります。3種類の機器について、詳しく見ていきましょう。
蓄熱式ハイフ
1種類目は、蓄熱式(SHS式)ハイフです。蓄熱式ハイフとは、強い出力を高速連写することによって、短い時間で照射面全体へ蓄熱することができるタイプです。
後述する2D・3D型のハイフと比べると、蓄熱式ハイフは照射途中でも施術を止めることができるので、お客様が違和感や痛みを感じた場合でもすぐに対応することができます。
2Dハイフ
2種類目は、2D型ハイフ。2Dハイフは1つ1つの超音波を2~3秒かけて線状に照射するタイプです。
線状に照射するため、1ライン終わったら0.5cmずらして照射する、ということを繰り返すため、蓄熱式と比較すると時間がかかってしまううえ、施術者の技術力も問われます。
技術力に自信があり、時間をかけて丁寧な施術をしたいというサロンには、2Dハイフがおすすめです。
3Dハイフ
最後にご紹介するのは、3Dハイフ。3Dハイフは、長方形のような大きな面に照射していくタイプの機器です。
一度に広い面を照射するため、2Dハイフと比べると施術時間が早く、技術者ごとの照射ムラをへらすことができるのがメリットと言えるでしょう。
また、点状の熱を狙った箇所に集中して当てられるのでより高い効果を得られます。
サロンに合った業務用ハイフを選ぶ3つのポイント
サロンによって、どの種類のハイフ機器を選べばよいのかは変わってきます。業務用ハイフを選ぶにあたって、押さえておきたいポイントについて解説していきます。
1. 施術方法に合わせて選ぶ|Vタイプ・シングルパルス
ハイフの施術方法によって、シングルパルスとVパルスのどちらかを選ぶ必要があります。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
Vタイプ|フェイシャル用にもおすすめ
Vタイプはペン型になっているハンドルをくるくると円を描くように動かしていきます。
Vタイプは痛みが少なく安全性が高いと言われており、初心者でも使いやすいタイプです。
初めてサロンを開業する人には、Vタイプの業務用ハイフをおすすめします。
シングルパルス|出力が高く効果が出やすい
シングルパルスは照射面をスタンプするようにあてていきます。
シングルパルスはVタイプと比べると出力が高く、高い効果が期待できます。一方で扱いが難しいため技術力が必要とされ、上級者向けの機器と言われています。
2. 超音波の届く深さで選ぶ|カートリッジ交換ができれば便利
ハイフは超音波の届く深さによって、効果がかわります。たとえばフェイシャル用なら1.5mm、3.0mm、4.5mm、ボディ用なら8.0mm、13mmを適切に使い分けることが重要です。
カートリッジを交換することのできるタイプのハイフ機器なら、施術をする場所によってカートリッジを交換すれば、それぞれに対し高い効果を得ることができるでしょう。
3. 安全性が高い機器を選ぶ|メーカー対応など
お客様の安心・安全のためにも、安全性が高い機器を選ぶのも重要なポイントです。
安全性のために確認するべきポイントについて、解説していきます。
メーカーの信頼性をチェック
まずはメーカーの信頼性をチェックしましょう。販売実績が多ければ、そのメーカーには経験やノウハウが積み重ねられていると言えるでしょう。
業務用ハイフを導入したあと、アフターフォローの体制が整っているかも重要です。導入後のサポートや故障した際のフォローをしてくれるメーカーであれば、万が一機械にトラブルがあっても対応に期待できます。
価格が安すぎるもの・中古は注意が必要
業務用ハイフは機械そのものが高額なため、中古品や価格の安いものを選びたくなりますが、性能や安全性、トラブルが起きた場合の対応に問題が発生する恐れがあります。
中古ではなく、導入後のサポートやアフターフォローが受けられるメーカーから直接購入することをおすすめします。
サロンに合ったハイフを選んでメニューを充実させよう!
ハイフは医療用と非医療用に分けられ、サロンに導入するなら非医療用ハイフを選びましょう。非医療用ハイフの中にも更に、蓄熱式や2D型、3D型と分けられるため、サロンに合わせた施術方法のものを選ぶことが大切です。
お客様のニーズに合わせたハイフから、より安全性の高いものを選び、お客様が安心して施術を受けられるものを選んでください。
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